octobre 2009
『萩尾望都/フラワー・フェスティバル』
– ……
もうこわくない…
あたし
なんだかわかった気がする
気持ちが変わるのは
いままで見えなかったものが
……見えてくるからだ
『姿(からだ)の景色:NEUTRAL No11』
– 風景を見るように、人体を見てみる
可能な限り接近し、焦点を絞ってみると
ひとかどの仕事を成した人物には
その人生が辿ったたびの記憶が焼き込まれている
それはまた、一個人の気色そのものでもあるのだ
『藤生義治/Pâtisserie du Chef FUJIU:TITLE Dec 2006』
– 職人の技術や感覚がストレートに表れるもの、
それがコンフィズリー。
いろいろな味ができるのも面白いよね。
ボンボンなんか10種類以上作ったけど、
今じゃ3種類しか置いてない。
自分が作っていて楽しい、
自分の好きな味しか置きたくないんだよ。
『FIGARO japon 2003 No241』
– その朝、サンマルコ広場は大きな鏡のようだった。
満月が近づいて、南風が吹くと、高潮がやってくる。
冬はこんなの日常茶飯事だよ、と彼らは言う。
そしてまた広場は水で満たされていく ―――
ヴェネツィアはこの時期、ほんの少し静かになる。
寒々とした路地は人の姿もまばらになって、
けれどそのすんだ空気に館は一層美しく輝く。
奇跡とも思える中世の街へ向かう旅、
訪れるなら、断然冬だ。